三菱商事の一般職内定者(2015年4月入社予定)で最も人数が多かったのは慶応義塾大学で、早稲田、青山学院、聖心女子、学習院、上智、津田塾、法政、明治、国際基督教、日本女子、立教と続きます。全部で13校です。
伊藤忠商事は早稲田、慶応、上智、青山学院、明治、東京女子と7校しかありません。大学ランキングで見ると、MARCH以上または名門女子大となっており、入試偏差値はおおむね60以上です。中堅以下の大学からの入社はありません。ほかの総合商社でも同じような大学名が並びます。有名企業の一般職は狭き門なのです。
一般職と総合職の併願可能な企業も
一般職は定型・補助的な業務を担当することが多くなります。入社後、何年かすれば同期入社の総合職の女性が上司となることもありえます。後輩の総合職女性が上司になることもあります。
企業は一般職女性には限定された事務分野のスペシャリストであることを求めています。一般職が総合職よりも責任が軽いわけではありませんし、繁忙期に残業があることは言うまでもありません。一般職入社は簡単ではありませんし、入社後の勤務も決して楽ではありません。
入社試験において、総合職と一般職の職種を併願できる企業もあります。『就職四季報女子版』の「総合・一般職エントリー情報」の【職種併願】の欄に○がついていれば併願できるということです。どうしても入社したい企業があるならば併願すればいいと思います。
また、入社後に職種を変更できる企業もあります。一般職で入社したが業務内容に満足できずに総合職へ転換する、総合職で入社したが家庭の事情で一般職に転換するといったことを認めている企業もあるのです。
ただ、転換するための能力がなければ、会社が転換を認めないのは言うまでもありません。転換可能だからといって、必ずしも転換できるとは思わないでください。
『就職四季報女子版』(2016年版)には職種転換を認めている企業の一覧と転換内容が掲載されていますので参考にしてください。しかし、企業によっては一般職から総合職への転換はできるが、その逆は不可といったこともあるので気をつけましょう。
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