会社でガス抜きができない人の仕事がこじれる訳 正しい「相談」「質問」「雑談」の仕方とは?

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仕事ができる人の特徴に「質問力が高い」ということが挙げられます。
質問する力、そして質問に答える力は、重要なアウトプット力であり、逆に「質問する」「質問に答える」ことによって、アウトプット力をトレーニングすることが可能です。

質問力が最も試されるのは「プレゼン」の場。

自分のアイデアをシビアにジャッジされる修羅場といえますが、冷静かつ、論理的な回答で乗り越えれば、あなたの評価もプレゼンの成功率も高まります。

プレゼンでの質疑応答は緊張する人も多いと思いますが、それを防ぐ方法があります。想定した質問に、あらかじめ自分で回答を用意しておく、つまり想定Q&Aを準備するのです。

その場合、最低でも10問、できれば30問のQ&A集をつくりましょう。100問のQ&A集をつくっておけば、どんな質問にも堂々と答えることができます。これを「10-30-100の法則」と呼びます。

ほとんどの人は30問以下しか準備していません。それをはるかに凌駕する準備量があれば、怖いものなしです。100問のQ&A集をつくるだけで、アウトプット力は飛躍的に伸びるでしょう。

プレゼンの場ではなくても、「いい質問」ができる後輩や部下は目上の人から可愛がられるものです。

日頃から、「これは何のためにやるんだろう?」「これはどういうことだろう?」と疑問に思うことがあればメモしておき、どんどん質問するようにしましょう。

「雑談」こそが最強のコミュニケーション

『もしも社畜ゾンビが『アウトプット大全』を読んだら』より
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