東大卒女子でも珍しくない「でき婚」
結婚してから、妊娠までの期間の分布は以下のグラフのとおり。
70人中、8人が妊娠先行。できちゃった婚です。
東大ママ門の立ち上げ人である中野円佳の『「育休世代」のジレンマ』でも、20代で意外と無計画に妊娠する高学歴女性たちを取り上げ、裏を返せば20代で産むにはある程度の「無計画さ」がないと産めないのでは、ということが書いてあるのですが、東大ママでも妊娠先行は決して珍しくありません。
結婚後の妊娠については、なぜその時期の妊娠になったかという質問をしてみると、「子どもが欲しかったから」「自然と」など、結婚後、あまり時期を図ることなく妊娠したという声が最も多かったのです。ただし、自由回答で2人から「不妊だった」「不妊治療をした」という回答がありました(聞いてみたらもっといたかもしれません)。
「30歳」が意識されている
一方、年齢を意識したというケースも。自由記述に記入してくれた60人中、具体的な年齢を挙げた10人が「30歳」を意識。1人が「35歳」を挙げていました。一般的には「高齢出産」は35歳とされます(日本産婦人科学会など)が、当事者としては30歳がその前のひとつの目安になっているようです。
・20代で産みたかったのと、仕事の落ち着くタイミング。(2004年法学部卒、2009年出産)
・結婚当時30歳を過ぎていて、なるべく早く産んだほうがよいと思ったので。(2001年経済学研究科卒、2009年出産)
アンケートでは出産時の年齢は聞いていないのですが、東大卒業後に何年目に出産したかを概算すると、以下のようなグラフになりました。
4~8年目が多い印象です。意外と早い?(なお、この調査は東大ママ門登録者に対して実施しています。登録者の中心が2000年代の卒業生かつ妊娠中~保育園児の子どもがいるママになっていることから、平均より早めに産んでいる人が多い可能性があります)。
現役→学部卒だと、22歳で就職して26~30歳で出産ということになります。浪人や留年、大学院などをカウントするともう少し年齢は高いかもしれませんが、このデータも「30歳が意識されている」ということと整合的といえそうです。
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