新宿騒然!日本最大のチョコ祭りはこう動け 今年の「サロン・デュ・ショコラ」の見所は?
次にくるトレンドは「ブロンド・チョコ」!?
チョコマニアやいわゆるミーハーな人にお勧めなのは、「ブロンド・チョコ」だ。
正確には、クーベルチュールを作る老舗メーカー「ヴァローナ」が、2013年9月に販売を開始した「ドゥルセ」という商品のこと。
日本人に好まれるような「懐かしく香ばしい味」(正道氏)で、「ブロンド」とPRしているだけあり、今までにない色合いも新鮮。従来のブラック、ミルク、ホワイトに次ぐ「4種目のチョコ」とも言われているという。今、MOF(フランス国家最高職人)取得者などをはじめとする一流のショコラティエたちの間で、注目を集めているそうだ。
中でもいち早くこの「ドゥルセ」を採用しているのがMOF取得者であるダヴィド・カピィ氏(ブランドも同名)。実は、カピィ氏は2007年から2012年までヴァローナに勤めており、「ドゥルセ」の開発者のひとりだそう。カピィ氏がさらに手を加え進化させた「ドゥルセ」をまとったサブレ「サブレ デュルセイ」(4104円)で、このブロンド・チョコを味わうことができる。
できたてがウマイ! 実演販売へGO!
その場で世界の味を食せるイートインとテイクアウトも見逃せない。「ショコラは敷居が高いというイメージを変えたい」という正道氏の提案で、昨年はこの実演販売を倍にしたところ、大ヒット。今年も14社をそろえて来場者にできたてのチョコ菓子を提供する。
スイーツファンの間で人気なのは、アンリ・ルルーの「クイニーアマン」(2種、各324円)だ。昨年は最長1時間待ちの長蛇の列を作り、1日5000個も売り上げた伝説の一品だ。ブルターニュ地方の伝統菓子で、バターがたっぷり。今年は、塩バターキャラメルを包んだ代表作と、コーヒーの香りとヘーゼルナッツの食感が楽しめる新作が並ぶ。
そして有名な日本人パティシエ、パティスリー・サダハル・アオキ・パリの「ショコラスムージー オレ ユズ」(451円)も要チェック。日本初登場ということで話題性も抜群だが、濃厚なチョコとさわやかなユズの風味を組み合わせた冷たいドリンクは、会場内での買い物の疲れを癒してくれそうだ。
このほか、正道氏が絶賛するのが、日本初出店となるオリヴィエ・ヴィダル氏(ブランドも同名)のチョコ。特に、エスカルゴの形をしたその名も「エスカルゴ」(7個入り、4860円)は、「衝撃を受けました。プラリネがしっとりしていてめちゃくちゃおいしい!」(正道氏)とのことだ。
ちなみに、チョコマニアや同イベントの熱狂的なファンは、開催前から電話で販売商品の詳細を問い合わせたり、新宿界隈のホテルを予約して泊まりがけで同イベントに挑むという。そんなコアなファンたちで大行列になりそうな注目ブランドだ。
なお、2015年は会場を伊勢丹新宿店から新宿NSビル地下1階のイベントホールに移して開催される。集客力のある「祭り」としても一見の価値があるので、興味が湧いた人は足を運んでみてはいかがだろうか。
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