吉本興業が創業110周年を大きな節目にする理由 BS放送局を開局、笑いの総合商社は新ステージへ

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なんばグランド花月で2日間にわたり開催された特別講演「伝説の一日」 (写真:吉本興業)

「110周年」は、数字以上の大きな節目になるか――。

4月1日に創業110周年を迎えた吉本興業。4月2~3日には、大阪・なんばグランド花月(NGK)で、特別公演「伝説の一日」を開催した。

「伝説の一日」は、過去には2012年4月8日に創業100周年記念イベントとして1日限りで開催されている。今回はそれに続く10年ぶりの開催となるが、今回は公演日を2日間に増やした。

2日間計8公演には、西川きよしや桂文枝、桂文珍、明石家さんま、オール阪神・巨人、西川のりお・上方よしお、ザ・ぼんち、間寛平、ダウンタウン、ハイヒールら大御所ベテラン勢から、博多華丸・大吉、千鳥、かまいたち、和牛、すゑひろがりず、チョコレートプラネット、霜降り明星、EXIT、ZAZYらいま最も勢いのある中堅から若手まで、延べ289組421人のスター芸人が出演した。

NGKはすべての回が満席となり、計1万2500人以上が来場。ライブビューイングが行われた全国11カ所のよしもと劇場の観客は計6200人を超え、オンライン配信でも延べ約5万人(1日2万5000人)がチケットを購入して視聴していた。

伝統と最新のお笑いが融合

各回ともに前説から人気芸人が登場、公演案内のアナウンスも含めてしっかりと笑いを誘い、開演前の客席の雰囲気を温めていた。

オープニング映像上映のあと、その回の出演者を代表する芸人が口上を務め、110周年への祝辞と観客およびファンへ感謝を述べた。そこから17組の芸人たちのネタがスタートし、休憩を挟んで特別公演版の新喜劇が上演された。2時間30分を超える長丁場にもかかわらず、笑いっぱなしであっという間に時間が過ぎ去っていった。

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