「ジャイキリ」弱者が強者を倒すお蔵入りアイデア 妄想を実現した者が世紀の番狂わせを起こす
今まで躊躇していたものを、なぜお話ししていただけるのか。その理由は私がコンサルタントという部外者だからだろう。加えて、超短期間で戦略について少人数でディスカッションをするウォールームという形式をとっていることも影響している。
少人数(座談)の効用については、読者の皆さまも実生活でいろいろ体験があると思う。ここでは、形式張った話や、そもそもといった話を伺う暇はない。最初に「短期間」でとお断りしているから集中でき、かつ距離感の近い議論ができるのだと思う。
「あ、今ならできるね」となった過去のアイデア
すると、おもしろいことが起きる。そのアイデアが出た当時は、まったく実現性がないと思われていたのに、今の技術だと簡単に実現できるようになっていたり、あるいは、M&Aのような、当時はいろいろな理由で躊躇してしまった手段が、今なら普通に検討できるようになったりしている。「あ、今ならできるね」となることがある。
当たり前の話だが、すべての企業が「世紀の番狂わせ」ができるわけがない。が、夢を描いてみるのは悪いことではない。どんな小さな企業であっても、それを口に出せば、非現実的、分不相応といわれるような妄想をもっていいと思う。
今を時めくソフトバンク、ユニクロ、海外でいえばグーグル、スターバックス等々は、最初に妄想を描き、それを実現してきた企業であることは広く知られている。
何よりも、若い世代の社員に、また希望とモチベーションが生まれるはずだ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら