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「ジャイキリ」弱者が強者を倒すお蔵入りアイデア 妄想を実現した者が世紀の番狂わせを起こす

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  • 金巻 龍一 GX代表取締役、元日本IBM常務執行役員
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世界のメディアは、当初それを「ワールドカップ史上最大の番狂わせ」と報じた。そしてちょっとして、それを「ラグビー史上最大の番狂わせ」と訂正した。その後さらに、「スポーツ史上最大の番狂わせ」と訂正した。そして、それから4年後の2019年の日本でのワールドカップ、そこで当時世界最強と称されていたアイルランドを破った。このときの報道は、「もうまぐれとはいえない。また日本がジャイアントキリング(世紀の番狂わせ)をした」と報道した。

このジャイアントキリング、いや「ジャイキリ」。これこそが、「戦略を練る」ことの醍醐味ではないだろうか。

ジャイキリの説明を意気揚々としておきながらなんだが、ちょっとその前に読者の皆様と確認しておきたいことがある。

「妄想」を抱けるほど目線は高く

それはそもそもの戦略の目線である。ジャイキリという以上、目線を相当高くもたなければならない。目線を高くせずして、やっているうちにジャイキリになったとはいかないだろう。

目線は高いに越したことはない。が、目線が高いということは、実行も難しいということになる。だからといって実現できそうなことばかりではまずい。ジャイキリどころか、将来の事業存続にも関わってこよう。

ここではそのジレンマを束の間棚上げし、戦略の目線について話したい。

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