日経平均「年内3万円超」の可能性は十分にある 日本株をめぐる「3つの霧」は5月以降に晴れる

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今後の日経平均予想でのメインシナリオは、3月を今年の大底として、年末にかけて(年後半)上昇するイメージだ。この局面では、5月上旬までに押し目を狙いたいところだ。すでに2万6334円(4月12日)で押し目底をつけた可能性もある。上値は年後半に3万円前後から3万1000円前後を想定する。

サブシナリオ(リスクシナリオ)は、想定レンジの下限2万5000円前後まで下落を覚悟したい。これは、1年後の予想PER12倍前後(過去10年間の割安ゾーン)をイメージした株価だ。再度、想定外の危機やショックなどがあれば、3月9日の2万4717円に迫るリスクもあるということは、頭の片隅に置いておきたい。

日本株を覆う「3つの霧」はいつ晴れる?

このように、日本株の年末までの見通しをさらに強気スタンスに変更した理由は、「ウクライナ危機」「アメリカのFOMC」「日米企業決算」の3つの霧は4~5月に晴れるとみているからだ。

まず「ウクライナ危機」から見ていこう。結論から言うと、予断をゆるさないものの、危機緩和への可能性も出てきたと見る。

3月16日配信の東洋経済オンラインでは、ウクライナ危機の以下の3つのシナリオを用意した。A「危機緩和」、B「消耗戦」、C「深刻化」である。現状は、想定通り、A「危機緩和」とB「消耗戦」の間で揺れ動いているようにみえる。

ロシアはウクライナの首都キーウ(キエフ)から撤退し、東部(ドンバス地域)や南部に戦力を集中している。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は4月12日の演説で東部ドンバス地域への関心を強調しており、軍事専門家などによると同地域(東部ドンバス地域)への総攻撃を開始しているもようだ。

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