日経平均「年内3万円超」の可能性は十分にある 日本株をめぐる「3つの霧」は5月以降に晴れる

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「ウクライナ危機」を含めて「3つの霧」が日本株を覆っている。今は「霧」が晴れる直前なのかもしれない(写真:ブルームバーグ)

私は、2月に寄稿したコラム「日経平均は2万4000円前後まで下落の懸念がある」(2月15日配信)で、タイトルの通り、早ければ3月にも日経平均株価が急落する懸念を指摘した。実際、日経平均株価は3月9日に終値2万4717円まで下落したため、そのタイミングで慎重(弱気)予想から、強気予想にスタンスを大転換した。

日本株に「買いチャンス」が訪れている可能性

強気予想に転換した「日経平均は2万7000円前後まで戻る可能性がある」(3月16日配信)では以下のようにコメントしている。「『日経平均2万5000円割れは買い』のスタンスで望みたい。その際は短くとも4月中旬(最長6月中旬頃)までは強気のスタンスを維持しつつ、少なくとも2万7000円前後までのリバウンドを期待したい」。

その後の日経平均株価は、一気に2万8252円(3月29日)まで大幅に上昇した後、下落した。株価はほぼ予想通りだったが、上昇ピッチ(時間)は私の想定以上の早さだった。

4月に入って一時は2万6334円(12日)まで下落したものの、5月上~中旬までは絶好の押し目買いの好機になる可能性が高いと予想する。

また、今年末までの想定株価レンジも切り上げる。年初の「上限3万円前後~下限2万4000円前後」を、今回「上限3万1000円前後~下限2万5000円前後」にそれぞれ1000円づつ切り上げた。

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