意外?コロナ禍で「PDF」の関心急増した納得の訳 すでに多くの人に浸透しているはずのITツール

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Eight、Sansanに次ぐ認知度で、高い満足度を得ているのが、myBridgeが提供するサービス「myBridge」だ。こちらもコロナ後に新規登録、アクティブユーザー数、名刺登録数がいずれも増えたという。

Eightが自らを「人々がつながり続けることを支援するサービス」と定義し、SNS機能を充実させているのに対して、myBridgeは名刺管理に焦点を絞っており、「名刺管理だけやりたい人には非常にシンプルで使いやすい」と評価されている点も、両者の違いを端的に表している。

会社を経営するユーザーから評価されるのは、法人向け機能も無料で使えること。社員がもらった名刺も会社で一括管理できるので、自分がアプローチしたい顧客のキーマンとのつながりがある自社の社員を調べられる。

法人向けのSansanやEightのチーム向けオプションでは、それなりの月額費用がかかるこの機能を、無料で使えるのは、大きなベネフィットと言えよう。

Eightでリアクションを上げるコツ

筆者のEightには8800枚の名刺が登録され、3800人とつながっているが、投稿しても反応が弱いと感じていたので、リアクションを上げるコツをEightのプロダクト担当に聞いてみた。

ポイントは「タグやメンションを入れること」とのこと。Eightには、企業のタグや、個人へのメンションを入れる機能があり、タグづけされた企業をフォローしている人や、メンションされたユーザーとつながっている人に、投稿が表示されるようになっている。

例えばこの記事を拡散したい場合、「アドビ」や「Sansan」のタグを入れて、EightのSNS機能でシェアすると、それらの企業をフォローしている人々に通知が届くので、より多くの人に見られ、いいねなどのリアクションも増え、拡散されやすくなる、ということだ。

PDFや名刺管理のような、一通り普及していると思っているツールも、まだ使っていない人もたくさんいるし、長く使っていても、意外と知らない機能はまだまだあるようだ。

前回記事:意外と知らない「人気のITツール」のリアルな評判

高橋 龍征 conecuri 代表、ライター

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たかはし たつゆき / Takahashi Tatsuyuki

早稲田大学第一文学部哲学科卒業、CSK(現SCSK)で営業、経営企画に従事後、早稲田大学大学院にてMBA取得。ソニーやサムスン電子での事業開発マネジャー、テック企業COOを経て独立。

早稲田大学の社会人教育事業WASEDA NEO開校に伴いプログラム・プロデューサーとなり、年間200セミナーを企画。14年間複数のコミュニティ運営に携わる実践家でもある。

2020年、事業開発の知見をベースに企業や学校の学びの場づくりとコミュニティ構築を支援するconecuri合同会社を設立。情報経営イノベーション専門職大学客員教授も務める。著書に『オンライン・セミナーのうまいやりかた』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

Twitter:@Ryu_8cchobori

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