ドコモ、「パズドラパクリ疑惑」の先に描く夢

ケータイの巨人がゲームに本腰を入れ始めた

マジカルフリックのゲーム画面(左)。そのデザインはパズドラ(右)と見間違えるほどだ

パズルドロップを組み合わせて消し、洞窟のモンスターを倒して進む。大ヒットとなったガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」(以下パズドラ)と思いきや、そうではない。NTTドコモがゲーム開発会社のエディアと協力し、昨年11月に投入したスマホ向けネイティブゲーム(端末とソフトだけで動作するゲーム)の第1弾「マジカルフリック」だ。

ドコモはこのほか、オセロゲームで敵と戦う「ドラゴンリバーシ」、クレーンゲームを組み合わせた「クレーン&モンスターズ」(体験版)を投入済み。さらに、今年3月末までに2作品を発表する予定だ。他社のタイトルを扱うプラットフォーム事業に徹していたドコモがなぜ、未経験のプロデュース事業に乗り出したのか。

初心者ユーザーに照準を絞る

ドコモはスマホ向けのコンテンツサービス「dマーケット」の成長を経営課題に掲げている。動画見放題のdビデオ(会員数437万)や最新ヒット曲が聴き放題のdヒッツ(254万)を中心に、dアニメストア(152万)や急成長中のdマガジン(128万)などを展開し、1月時点の会員数は累計で1000万人に達している。

dゲームもこうしたコンテンツの1つだ。現在はWebブラウザ上で動作するブラウザゲームが中心で、カードバトルやスポーツ、競馬、恋愛ゲームなど約100作品をそろえる。登録数は179万(2014年9月時点)。タイトルの改廃を繰り返す中でも、野球やサッカーなどのスポーツ系、カード系はつねに人気だ。

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