広い県内に縦横無尽の路線、新潟ご当地鉄道事情 2つの新幹線・三セクが結ぶ充実のネットワーク

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えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインを走る観光列車「雪月花」(撮影:鼠入昌史)
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いまや日本の鉄道ネットワークの軸は新幹線にほかならない。とりわけ、東京からは新幹線に乗れば半数以上の道府県に乗り換えなしで行くことができる。もう、新幹線なくしては私たちの暮らしは成り立たなくなっているといっていい。

東京から延びている新幹線はざっとまとめれば東北・上越・北陸・東海道の4方向。どれもこれも欠くことのできない大動脈だが、その中でいちばん地味な新幹線はどれか、と問われれば多くの人が上越新幹線を挙げるのではないかと思う。

「新潟のための新幹線」がある

別にケチをつけているわけではなくて、距離も短いし何より上越新幹線に乗らないと行けない駅はほとんどが新潟県内だ。だから、意外に乗る機会が限られてしまう。まさに新潟のための新幹線なのである。

米どころ・新潟。田んぼの中を走る信越本線の観光列車「越乃Shu*Kura」(撮影:鼠入昌史)

最速達の「とき」311号に乗ると、東京―新潟間は1時間36分。名古屋とほとんど変わらない。新幹線の威力を感じるというか、せっかく新幹線に乗るのだからもう少し堪能させてほしいというか、とにかく新幹線のおかげで東京と新潟はだいぶ近くなっている。

ただ、その上越新幹線が1982年に開業するまでは、首都圏から新潟に行こうとすると2つの選択肢が用意されていた。

1つは、いわば上越新幹線の“前身”にあたる上越線。もう1つは、碓氷峠越えで釜めしを旅のお供に信越本線だ。そしてこの2本の在来線は、新幹線時代の今でも新潟県内においてはツートップ。圧倒的な存在感を誇る。

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