「仕事が終わらない人」に共通する3つのNG習慣 リモートワーク時代の「最速仕事術」とは何か?
一方、仕事が早く終わる人は、不安があればそれを実際に書き出し、意識して取り除いていきます。
書き出して「可視化」することで、自分の中から不安を取り出すだけでなく、状況を客観的に捉えることができるようになります。
書き出すと、頭の外に出るのでモヤモヤも残らず、頭の中がスッキリして集中力もアップします。
なお、不安材料を書き出す際は、3つのカテゴリーに分けて行います。
2. 実はわかっていること
3. 本当にわからないこと
このように仕分けしてみると、本当の不安材料は、3の「本当にわからないこと」の1つだけだということが明確になります。
不安の感情は漠然とした抽象的な塊です。
その塊を分解し、具体化し言葉にすることで、中身が明確になります。
そのうえで、「変えられるもの」と「変えられないもの」に分けて考え、「変えられるもの」を変えていけば、不安をどんどん消していくことができるのです。
②雑談を軽視する
現在はコロナ禍でリモートワークをする方が増え、なかなか雑談がしづらい状況になっています。また仮に出社して顔を合わせて仕事をしていても、飛沫を恐れて会話は必要最低限のみと雑談禁止にしている場合もあります。ちょっとした雑談で情報を得ることができ、それが気づきやアイデアにつながることは多くあります。身を守るためとはいえ、雑談禁止の動きは、とても残念に思います。
顔を合わさなくてもzoomなどのオンライン会議ツールで賄えるのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、zoomは3人以上の人が一度に話すのは難しいものです。また出社しているときと違って雑談する相手が限られてしまいます。当然、情報源も限られてしまい、情報の内容も偏ります。
仕事が早い人は雑談を大切にします。意識的に雑談をする機会を増やしているのです。
オンライン会議ツールだけでなく時にはチャットも使って雑談をします。また意識していないと交流に偏りが出てしまうので、リモートでも積極的に勉強会に参加したり、異部署との交流の場を定期的に設けたりしています。結果、2次情報ではなく1次情報を仕入れることができます。
雑談をせずに仕事に集中することは生産性を上げることにつながるかもしれませんが、それは一時的なものです。仕事の多くは1人で考えているより、誰かと相談しながらのほうがよいアイデアも浮かび、結果的にはより生産性が高まります。仕事が早い人は、そのことを知っているのです。
雑談から相手の仕事の状況を把握しておくことで、仕事を頼みやすい時間帯なども把握できますし、相手も日頃から接している人の仕事は快く受けてくれるでしょう。
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