「5ちゃんねる」、実は「ニュースを読む」のに最高だ ネット記事の取捨選択に使える3つのコツ
「2NN」のほかには、「はてなブックマーク」という、重要だと思った記事をブックマークして共有できるサイトがある。こちらを通して、多くの「はてなブックマーク」ユーザーがピックアップした記事を読むことができる。
また、英語の記事を選ぶ場合にも、キュレーションサイトは使える。
英語記事はテクノロジー分野に限っただけでも膨大な量があり、とても追いきれないが、「テックミーム」というサイトを登録しておけば、テクノロジー関連の重要な話題はたいていピックアップしてくれる。
「テックミーム」の姉妹サイトとして、メディア分野の記事を集めてくれる「メディアゲイザー」というのもある。より一般的な英語のキュレーションサイトとしては、「ディグ」をおすすめとして挙げておく。
情報氾濫時代の「新しい読み方」
インターネット空間から得られる情報を自分の頭で深く読み、「知力」に変えていくためには、あふれる「プッシュ情報」の洪水に押し流されることなく、「良質なプル情報」を自らとりにいく姿勢が大切である。
しかしながら、専門分野が細分化された現代に、すべての分野ですぐれた選択眼をもって記事を選別することは、ほとんどの人にとって不可能である。そこで、「キュレーションサイト」を活用して情報の取捨選択を効率化していくことが、非常に重要な意味を持ってくる。
情報を収集して仕分けする作業には、今後は生きている人間だけでなく、深層学習などを駆使したAI(人工知能)も参入してくるようになるだろう。
これからの時代に欠かせない「キュレーション」の方法を活用して、ニュースなど自分に必要な情報を効率よく集め、読み解いていくことをぜひ実践していただきたい。
それが、情報氾濫時代にネットの利点をうまく利用した「新しい読み方」の1つであり、「情報の強者」への近道であることを、私は実体験から確信している。
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