「5ちゃんねる」、実は「ニュースを読む」のに最高だ ネット記事の取捨選択に使える3つのコツ

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膨大なニュースを追いかけるために、「5ちゃんねる」をどう活用すればいいのか。

【1】「5ちゃんねるユーザー」の選択眼を利用する

大量に流れてくるニュースの中から「読むべき」ものを選別する「予備段階」として、「5ちゃんねるユーザー」の目を通して記事を取捨選択する

たくさんの報道系ニュースサイトの見出しをすべてチェックして網羅するのはほとんど不可能なので、「5ちゃんねるユーザー」の選択眼をうまく利用させていただこう、というわけだ。

【2】「2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ」を活用する

といっても「5ちゃんねる」をすべて見ていたら、それだけで1日が終わってしまう。実際に利用するのは、「2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ」(以下、「2NN」)というサイトだ。

これは匿名掲示板「5ちゃんねる」(昔の名前は「2ちゃんねる」)の「ニュース速報」という掲示板を自動解析し、人気の高いニュースや最新のニュースをリアルタイムで拾い上げてきてくれるものだ。

つまり「5ちゃんねる」ユーザーがピックアップしてくれた、さまざまなニュースの見出しを集めたサイトで、こちらに目を通すのである。

【3】匿名掲示板から「元記事」に飛んで読む

では、「2NN」の具体的な読み方について解説しよう。

「2NN」でピックアップされたニュース見出しから「>>続きを読む」をクリックすると「5ちゃんねる」の元ページに飛ぶ。しかし匿名掲示板の荒れたコメントを読むことは情報収集の目的ではないので、そこはクリックしない。

「>>続きを読む」の下に、「ヤフーニュース」「毎日新聞」など元のニュース記事のソースが表示されている。これをクリックすると、元記事に直接飛ぶことができるから、こちらを読むのである。

もっと「キュレーションサイト」を活用しよう

情報を仕分けし共有する行為を「キュレーション」と呼び、私はこの用語を日本社会に導入した。「2NN」も立派なキュレーションサイトだ。

インターネット時代には、情報が無限にあふれるようになり、玉石混交から情報を取捨選択する能力が非常に重要になる。しかし専門分野が細かく分かれている現代に、そのような能力をすべての人が持つのは非常に困難だ。

「キュレーションサイト」をうまく利用するのが、忙しい現代人にとって非常に重要な「読む力」を磨くノウハウなのである。

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