有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

「18歳成人」が金融トラブルから身を守る処方箋 金融リテラシーを高めることがいっそう重要に

6分で読める
  • 大河内 薫 税理士、株式会社ArtBiz代表取締役
2/3 PAGES
3/3 PAGES
(イラスト:『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』より)

投資詐欺から身を守る3つのポイント

昨今、投資詐欺の被害に遭う人が増えています。特に、投資を始めてある程度知識がついてきた投資初心者が狙われやすい傾向にあります。投資詐欺から身を守るには3つのポイントがあります。

『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』(サンクチュアリ出版)

1つ目は「相場を知ること」です。「利回り20%のいい金融商品がありますよ」と誘われても、絶対に乗ってはいけません。一般的な金融商品の利回りの相場は5%。投資の神様バフェットでも平均利回り20 %です。相場から大きく離れたものは、まず怪しいと疑いましょう。

2つ目は「あなただけに特別は存在しない」です。投資詐欺の常套句が「あなただけに特別なお話」です。金融商品とは多くの人が購入しないと成り立たない仕組みになっています。あなただけと言いつつ、たくさんの方に営業しないと売れない商品なのです。本当にいいものなら営業しなくても勝手に売れていくものです。

そして、3つ目が「ポンジスキーム」です。投資詐欺の9割以上がこれと言っても過言ではありません。チャールズ・ポンジという人が作った投資詐欺の方法で、その手口は下記のようなものです。

①高額な利回りで出資者を集める
②本当にその利回りの配当がもらえる
③でも中身は、お金を返しているだけ
④ 高額利回りという口コミで出資者が爆増
⑤お金が集まりきったら逃げる

誕生から100年経っても投資詐欺業界の王様といえる存在です。ありえない利回りでも、実際に配当金をもらうと人というのは、「これは詐欺じゃ
ないかも!」と思ってしまうものです。巻き込まれないためには、やはり基本の「相場から大きく離れたものを無視すること」です。

他にも「未公開株」「未公開ファンド」「ベンチャーファンド」「有識者も出資してるよ」「あなただけに教えます」などは、警戒すべきキーワードです。

詐欺ではなくても、初心者が手を出すにはリスクの高い金融商品も多く存在します。トラブルに巻き込まれないよう、親子で一緒に金融リテラシーを上げていきましょう。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数