渋谷109に登場「よつ葉乳業」期間限定店の正体 「よつ葉のバター」は有名だけど、アイスって?
とくに食の業界において、北海道のブランド力は大きい。例えば「北海道産の素材」という言葉には、品質の高さや、ものづくりのていねいさ、そしてもちろんおいしさ、といったさまざまなプラスのイメージがある。
そんな北海道ブランドを背負って、この春、渋谷に登場したのがよつ葉乳業だ。SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「IMADA KITCHEN」(イマダ キッチン)とのコラボレーションによる、「よつ葉 ice stand」を4月1日~17日の期間出店中だ。このショップでは、よつ葉乳業が4月1日から発売した「よつ葉北海道アイスクリーム」を使用した、アイスパフェやミルクセーキなど6商品を楽しむことができる。
お菓子作りをする人の間でも評価が高い
よつ葉乳業は1967年、北海道内の農協の共同出資により設立された会社で、売り上げの7割弱が業務用乳製品だ。シェアは国内業務用市場の4分の1という。当然、コロナの影響を大きく受け、全体の売り上げは2018年1080億円、2019年1076億円、2020年988億円と減少してきている。
ただし、事業の3割強を占める一般消費者向けの牛乳や、チーズ、バター、ヨーグルトなどは上向きだという。
一般消費者向けの商品はお菓子作りをする人の間でも評価が高く、ネットでは「よつ葉のバターどこで買えるの?」といった書き込みが多く見られる。道外では一部のスーパーや生協などに扱いが限られているためだ。
こうしたひそかな人気の源泉はどこにあるのだろうか。
よつ葉乳業商品開発グループ部長の東原輝昭氏に聞くと「よつ葉乳業のバターを使うこと自体に価値を感じられているのでは」という返答。どういうことだろうか。
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