監査報酬急増は不正会計かM&Aが主因。急増後に監査法人交代も。
4大監査法人は上場企業から巨額の監査報酬を得ている。報酬額上位3社はメガバンクでいずれも大手が受任。三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下FG)は監査法人トーマツに57億円弱、三井住友FGはあずさ監査法人に41億円、みずほFGはEY新日本監査法人に39億円弱を2021年3月期分として払った(下表)。
上位10社のうち5社をトーマツが担当。次いで多いのはあずさで3社。PwCあらた監査法人は10社目にようやく登場するが、報酬20億円以上の監査先はない。
監査報酬上位に大企業が並ぶ中、目を引くのが20位のサクサホールディングス(以下HD)だ。ビジネスホンが主柱、総資産がわずか360億円なのにパナソニックやキヤノンをしのぐ12億円強の監査報酬を払った。支払先はEY新日本である。
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