ようやく経済正常化が見えつつある。これから伸びていく企業を探す。
新型コロナウイルスの国内感染者数は夏場と比べ大きく減少している。オミクロン変異株など予断を許さない状況は続いているものの、悲惨だった2021年度上期(4〜9月)と比べ、多くの企業が下期以降の挽回を期する。
そうした今下期以降の利益拡大加速が予想される企業を、下表でランキングした。
3月期と2月期の企業が対象。条件は3つ。まず、上期(21年4〜9月期、21年3〜8月期)の営業利益より下期の営業利益のほうが増えること。下期の営業利益は四季報予想の今期営業利益から上期実績を引いて計算した。次に、今期営業利益が四季報前号の予想より上方修正されていること。さらに来期の営業利益が今期より増えると予想されていること。つまり、下期が上期よりよく、3カ月前より改善し、来期も伸びる、という条件だ。
こうした企業について、今下期の営業利益が、2年前の下期営業より、どれだけ増益になるかでランキングした。コロナ禍の影響があまりなかった2年前下期(19年10月〜20年3月期、19年9月〜20年2月期)と比べた今下期の伸び率で順位づけしている。
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