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月足チャートの出番が来た 31年ぶりの高値水準では長期の視点が重要

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投資家が株価の目安とするフシがないとき、目標値はどう設定するか。

(Graphs / PIXTA)

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迷子にならないための月足活用

日経平均株価は今年、31年ぶりの高値水準まで戻ってきた。個別銘柄でも上場来高値を更新するものが相次いでいる。そのような歴史的水準にあるときは、短期の視点だと見誤る。株価チャートは、1日や1週間の値動きを1本のローソク足で示した日足や週足よりも、1カ月単位の月足で見ていくことが重要だ。「木を見るより森を見ろ」だ。

今のような歴史的局面では、月足チャートで現在の株価位置を10年以上のスパンで鳥瞰し、売り目標・買い目標を判断するとよい。

株価にはフシがある。多くの投資家が売買タイミングの目安にする水準のことだ。1万円などキリのいい価格がフシになることもあるが、わかりやすいのが前回につけた高値水準だ。そこまで上がると「目標達成」としてひとまず利益確定売りをする投資家が多い。

しかし、上場来高値を更新した銘柄は、過去のフシがなく青天井だ。どこを目標にすればいいかわからない。そうした場合の目標の立て方について解説しよう。

ソニーの高値更新は?

まず、上場来高値を更新していないが、接近しつつあるソニーグループを見ていこう。

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