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老朽マンション「再建記」 イトーピアがブリリアに変貌する舞台裏

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簡単でないマンションの建て替え。オーナー間の合意形成など壁は高い。

「イトーピア浜離宮」(左)は「ブリリアタワー浜離宮」に生まれ変わる(写真:東京建物)

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JR山手線・浜松町駅の東側、旧芝離宮恩賜庭園を越えた場所に立つ「イトーピア浜離宮」(東京・港区)。1979年に竣工した総戸数328戸のマンションは今、全420戸のタワーマンションへの建て替え工事が進む。

「デベロッパーやコンサルタントへの丸投げではいけない。われわれの手で建て替えを実現させるという意志が大切だ」。旧イトーピアの管理組合理事長として尽力した林俊幸さん(71)は力説する。オーナーの多くは建て替えに賛成だったが、想定外の事態で一筋縄ではいかなかった。それでもこぎ着けた秘訣は何だったのか。

イトーピアで建て替えの議論が始まったのは2000年代中頃。築25年を超えていたが、管理は良好で居住環境に不満もなく、機運は高まらないまま時は流れた。

転機は11年3月の東日本大震災だ。建物の損傷は軽微だったが、老朽化や耐震性不足への懸念が頭をもたげた。耐震補強、免震改修などの方策も議論し、建て替えが最も合理的と結論。アンケートで約7割のオーナーが賛成したため、14年11月、建て替えの推進決議を管理組合総会に諮った。

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