実家が空き家になってもコストはかかる。放置すれば罰則もある。
今や社会問題の空き家。自分自身が空き家を持っている、または近所に空き家がある人も、多いのではないか。空き家問題の事案の多くは、所有者と近隣住民との認識の違いで起こる。
所有者が空き家を管理しているつもりでも、実際には不十分で、近隣住民が困ってしまう。近隣住民は、所有者には迷惑をかけて申し訳ないとの気持ちすらない、と思う。所有者は適切に管理したいと承知しているものの、実際にはお金も時間も必要だ。
空き家になる理由では、①引っ越し、②相続、③高齢者の介護施設への移動などが挙げられる。
高齢者が老人ホームに入所した場合、多くは住んでいた家について「私が生きているうちは売らない」と慎重で、手放すことに同意する人は少ない。結局、老人ホームを退去(死亡)するまで、数年は空き家状態になってしまう。
その間、空き家で何か問題があっても、近所の人は所有者の子どもたちの連絡先さえわからない、という事態に陥るのである。
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