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高級住宅街・世田谷が向き合う「水害リスク」 相続で不動産を手放す人も増加

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2019年の台風19号では多摩川が氾濫。谷底低地に目を向けるべき。

19年の台風19号の影響で増水した多摩川。広範な地域に被害をもたらした(時事通信)

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東京23区の世田谷区といえば、人口や世帯数が最も多く、メディアによる「住みたい街」のランキングでも上位にランクインする街が多い。

成城や田園調布はじめ高級住宅街のイメージも強いが、異なる個性を持つ多彩な区でもある。渋谷に近くおしゃれな店が多い三軒茶屋、サブカルチャーの聖地である下北沢、子育て環境の整った二子玉川、学生街の駒沢大学、商店街があり親しみやすい千歳烏山──。

また、駒沢オリンピック公園などの公園数は23区内で3位、農地面積は2位で、緑が多い。多くの路線が乗り入れ、渋谷や新宿へのアクセスが便利で、通勤通学に困らない。確かに地価は高いが、住宅購入の選択肢は広がる。

だが、面積の大きい世田谷区は、実は場所によって地形が異なる。土地の高低差や地盤、災害リスクも気になるところだ。

多摩川沿いは谷底低地

世田谷区は東京都の西側に広がる武蔵野台地の南端に当たる。武蔵野台地は、火山灰と砂など粘土質の土壌が堆積したローム層からなる、高台の平坦地だ。強くしっかりしており、地盤沈下や地震の揺れ、液状化などの影響も小さいとされる。ただし、地形によっては、例外がある。

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