顧客や市場を開拓しながら「カネのなる木」をクリエイトするためには、「大事な情報は何か、そこから何を導けるか」を洞察できる力が必要です。特にビジネスのスピードが急な現代では、ぼーっとしていると情報の劣化が進みます。情報に置いてきぼりにされないよう、営業パーソン自らがいい情報、不要な情報を取捨選択できる力を養いたいですね。
ネットなどで日常的に入手できる個々の情報だけではなく、それらを複合的かつ多角的に分析することで、まだ顕在化していない「潜在情報」を読み取ることが必要になってきます。そしてその「潜在情報」にこそ、営業にとって未来の宝が詰まっていたりするのです。
「話す力」よりも「聞く力」
営子 「どんな情報が大切かを見分ける……やってみます!」
次に営子さん、顧客を前にあなたはどのように接していますか?
営子 「はい! これは自信があります! 私はとにかく相手に話させる隙を与えないよう、一方的にまくしたてるようにしています。マシンガントークってやつですね!」
残念ながら大間違いのスキルですね。営業女子に必要なスキル2つ目は「ヒアリング力」です。
営子 「ええっ! 聞く力ですか?」
そう。一つは聞く力です。いつの時代も、これは営業であろうと営業でなかろうと、すべてのビジネスに必須のものです。そもそも、顧客や目の前の相手が何を思っていて、どんなニーズを持っていて、将来的な展望をどう描いているかを引き出せる力、つまり「相手の真意を引き出す力」は、どこにいっても重宝されるコミュニケーションスキルです。
人はえてして、ものごとを自分の解釈したいように解釈してしまうので、どれだけ客観的に相手の話を聞き出し顧客の真意を読み解けるのかで、ライバルに差をつけることができるのです。
営子 「なんだか私、へこんできました……」
あぁ、暗くなってしまいましたか? 追い打ちをかけるようで申し訳ないのですが、それもスキル不足ということになります。なぜかというと、3つ目に大切なスキルは「ユーモアセンスを持つ」だからです。
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