脳がリセットされた時間帯に仕事をすれば、効率は格段に上がる。その手法とは。
時間は誰にも平等に与えられている。しかし、その使い方で時間は2倍も3倍も有効に使うことができる。つまり、時間は“消費”するものではなく、使い方によって“創出”できるものだ。
勤務医だったころ、私は仕事に忙殺され、精神科医でありながらストレスで突発性難聴にかかってしまった。それを機に時間の使い方を根底から見直し、私なりの時間術を編み出した。例えば、疲れ切った夜の時間帯に書いていた論文を朝の出勤前に執筆した。すると、驚くほど効率が上がり、時間を創出することができた。
集中力が維持された状態での仕事の効率は高い。1日中、高い集中力が維持できれば仕事ははかどるが、人の脳はそのようにはできていない。脳科学の知見によれば、脳には集中力が高まる時間帯と、眠気に襲われ集中力が低下する時間帯があり、集中力を維持できる時間にもリズムがあることが知られている。起床後の2〜3時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれるほど、集中力は高まるが、昼食後の時間帯は集中力が低下する。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら