有料会員限定

動き始めた洋上風力 Part3 前進する再エネ|ついに日本も導入目標を策定

印刷
A
A

陸上中心だった日本の風力発電で、政府がついに洋上の導入加速へ舵を切った。

台湾は洋上風力発電の導入に積極的だ(時事)

特集「脱炭素 待ったなし」の他の記事を読む

政府が洋上風力発電の拡大に本腰を入れ始めた。

経済産業省と国土交通省は、洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会を立ち上げ、7月17日初会合を開いた。日本風力発電協会や民間企業が出席し、年内にあと1~2回開催する。洋上風力の導入可能量はどの程度あるのか、拡大に向けた課題は何かなどを検討する。年内にも「洋上風力産業ビジョン」として公表する。

この協議会の最大の意義は、政府として洋上風力発電の導入目標数値を初めて示すことだ。

漠然と洋上風力を増やす、という表明だけでは関連する企業は投資に踏み出せない。投資家も資金を投じられない。政府として洋上風力にどれだけ本気なのか、目標数値を国内外に公約することで、日本がどのくらいの市場になるのかわかり、民間企業の投資決定を後押しする。

下図で示すように、中国、インド、台湾、欧米各国は洋上風力発電について具体的な導入目標を掲げている。しかし、日本政府はこれまで具体的な目標を示してこなかった。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
トヨタが新型クラウンから始める販売改革の衝撃
ソフトバンク「20兆円ファンド」急ブレーキの難局
ソフトバンク「20兆円ファンド」急ブレーキの難局
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
平気で「サラダ」を食べる人が知らない超残念な真実
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
宅配ドライバー「多重下請け」で疲弊する深刻問題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
脱炭素 待ったなし
脱炭素キーパーソンに聞く1|IHSマークイット副会長 ダニエル・ヤーギン
グリーンリカバリーに向け世界が動く
不況対策に内燃機関車への補助金はない
再エネ大量導入や森林破壊ゼロへ動き出す
脱炭素キーパーソンに聞く2|丸紅 電力・インフラグループCEO 横田善明
CO2大量排出産業の宿命
再エネ店舗は普及するか
脱炭素 待ったなし
出遅れ日本でもエネルギーシフトが本格化
日本エネルギー経済研究所 専務理事・首席研究員 小山 堅
コロナ禍と原油価格急落で経済が苦境に
独仏はEV購入に100万円以上補助
「非効率石炭」退場の衝撃
Part2 脱炭素化への奮闘|重い腰を上げた日本政府
Part3 前進する再エネ|ついに日本も導入目標を策定
脱炭素の切り札となりうるか
脱炭素キーパーソンに聞く3|国際大学大学院教授 橘川武郎
強靱で環境性に優れたエネルギー
脱炭素キーパーソンに聞く4|東京電力リニューアブルパワー社長 文挾誠一
脱炭素キーパーソンに聞く5|日本経済団体連合会会長 中西宏明
石油・ガス企業の瀬戸際
Part1 石油の終焉|世界で相次ぐ巨額損失と破綻
インタビュー/MHIヴェスタス アジア太平洋地域リージョナルマネジャー 山田正人
欧州が野心的な水素戦略に着手した
「CO2削減の目標を出すべく議論している」
日本製鉄・鈴木英夫常務に聞く
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内