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挑戦しても死ぬわけじゃない。人のためになるものを作ろう インタビュー/プログラマー 若宮正子

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わかみや・まさこ 1935年生まれ。三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)の定年退職をきっかけにパソコンを独学で習得。シニア世代へのデジタル機器普及活動に尽力。(撮影:尾形文繁)

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昨年12月8日、米アップルのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏が東京・表参道の直営店に姿を現した。そこで再会したのが若宮正子氏(84)だ。若宮氏は2017年に雛人形を雛壇の正しい位置に配置する『hinadan(ヒナダン)』というゲームのアプリを開発。アップルが開催した世界開発者会議「WWDC」で、世界最高齢のアプリ開発者として紹介され、クック氏から絶賛された。

81歳からプログラミングを学び始めたという若宮氏に、プログラミング学習のコツを聞いた。

──プログラミングを始めるきっかけは何でしたか。

スマートフォンアプリはとても面白いのに、高齢者が楽しめるものがなくて。「じゃあ、年寄りが喜びそうなものを誰かに作ってもらおう」と思った。それで東日本大震災のときにボランティア活動で知り合った小泉勝志郎さん(スマホアプリの開発やプログラミング教育を手がけるテセラクトの代表)に相談した。

ただし、ゲームのフローチャートまでは一緒に作っていたが、自分でプログラミングをするつもりはまったくなかった。

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