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アップルのティム・クックCEOが慶応病院に行ったワケ 「Apple Watch」は医療の領域でも大活躍

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来日中のクックCEOは「日本でもApple WatchのECG(心電図計測)機能を使えるようにしたい。そのために懸命に取り組んでいる」と語った。

慶応大学病院の木村雄弘特任講師(左)とアップルのティム・クックCEO(筆者撮影)

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来日中のティム・クックCEO。12月8日は「アップル 表参道」を訪問。さらに夜は音楽家・俳優の星野源と居酒屋で歓談してみせた。そして9日の朝、向かったのは東京新宿区にある慶応大学病院だった。

飲みすぎて体調を崩したわけではない。なぜクック氏は病院に向かったのか。

Apple Watchの医療分野への応用

ここ数年、アップルはiPhoneと連動して用いる腕時計型デバイス「Apple Watch」を医療の領域で役立てようと、さまざまな取組みを行っている。

9月の新製品発表会「Apple Special Event」でも、「Apple Watchを腕に巻いていることで救われた命、あるいは健康を取り戻したひとたちがいることを誇りに思っている」というメッセージを強く打ち出し、イベント参加者に医療領域への本気度を印象づけた。

IoTデバイスを用いた健康ビジネスには、さまざまなレベルがある。健康促進分野は比較的取り組みやすいが、ど真ん中の医療分野への応用となると、国の許認可のハードルをクリアし、医療現場との協業が必要になってくる。

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