アップルの9月10日のスペシャルイベントに対し、投資家は好感を示したようだ。10日朝に213.86ドルで寄り付いたアップル株(ティッカーシンボル:AAPL)は、イベント前に211ドル台まで下落してから上昇し、216.70ドルで引けた。原稿執筆時点では時間外取引となっているが、上昇傾向にある。
アップル株は2018年9月のiPhone発表直前と、2018年10月に230ドル付近をつけてダブルトップとなった後、2019年1月までに142ドルまで暴落した。その後、自社株買いなどもあり、米中貿易戦争の激化や関税強化の中でも、なんとか200ドルを超える水準に回復。高い株価水準を維持している。
値下げに転じたiPhone
アップルは2017年にiPhone Xをリリースし、999ドルからという、それまでで最も高い価格帯に設定した。
それに対し今回の新製品は、上位モデルの価格はiPhone 11 Proで999ドルから、より画面サイズが大きなiPhone 11 Pro Maxは1099ドルから。昨年までを踏襲する高価格帯にとどまった。その一方で、スタンダードモデルとなったiPhone 11は699ドルからと、前年度のモデルに比べて50ドルの値下げとなった。
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