プログラミングを知れば、仕事を効率よく進めることができる。基礎をしっかり身に付けよう。
プログラミングとは、コンピューターに実行させたい処理を「命令文」として書くことだ。「この画像をここに表示しろ」など、目的の処理をコンピューターにわかる言葉、つまりプログラミング言語で書いていく。
命令文はあらかじめ用意されており、その種類は決められている。そこから適宜必要なものを選び、組み合わせて目的の処理を書くのがプログラマーの仕事だ。
プログラミングは難しく見えるが、基本的な構造は3つしかない。「順次処理」「反復」「条件分岐」だ。どのプログラミング言語でもこれは共通であり、先に理解しておくと、効率的に学習できる。
順次処理とは、命令文が書かれた順に実行される構造である。実社会ならイベントの進行表や料理のレシピなどのイメージだ。実際のコードは上から並べて書いていくので、上から順に実行される。
順次処理を感覚的に理解するため、プログラミングを疑似体験してみよう。図表1を見てほしい。自社への来訪者に対し、最寄り駅からの道案内を行うとする。駅と自社の位置関係と道は地図のとおりだ。案内に使える命令文は「100m直進」「右に曲がる」「左に曲がる」の3種類のみに限定し、駅にいる来訪者は駅を出て正面(上方向)を見ているとする。
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