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“儲けすぎ"でも楽観できず、3大キャリアの行き詰まり 16|通信決算

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本当に左うちわの経営なのか。NTTドコモの決算を中心に分析する。

携帯契約数の増加を支えるスマホも1人2台持ち需要がそのうち一巡する

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[ ARPU(アープ) /ARPA(アーパ) ]

ARPUは1回線当たりの月間平均売上高、ARPAは1契約者当たりの月間平均売上高を指す。通信事業者で非常に重視される経営指標。1人で複数のデバイスを契約している場合もあるため、ARPAのほうが高めになる

「携帯電話の通信料金は、今より4割ほど下げる余地がある」。

菅義偉内閣官房長官がこう発言したのは2018年8月。それ以降、通信業界は大荒れとなっている。意を受けた総務省が値下げを促すために法律や省令を改め、事業環境は厳しくなりつつある。

そもそも、大手通信キャリア3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)は、本当に儲けすぎているのか。最近の決算の実績から検証してみたい。

利用者より株主を重視?

まず、キャリア3社の2019年3月期の営業利益は、いずれも国内上場企業でトップ10に入る。さらに売上高に占める営業利益の割合である営業利益率も20%前後ある。東証1部上場企業平均の営業利益率は7.1%(みずほ証券調べ、5月20日時点)。金額、利益率の双方において、非常に高いのは事実だ。

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