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投資判断にも役に立つ「企業の将来」の占い方 25|ファイナンスのQ&A

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資本コストや割引率、NPV。新規事業でもこれらの知識は必要だ。

企業評価の能力は財務のプロ以外も問われる(写真は米ウォール街)

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財務が専門でない投資家やビジネスパーソンにとって、わかるようでわからないのが「ファイナンス」。詳細な計算式はさておいて、考え方の基本だけでも理解しておきたい。早稲田大学ビジネススクールの西山茂教授に、ファイナンスのよくある疑問について、誌上講義をしてもらった。

疑問1. 会計とファイナンス、どう違うのか?

会計とは企業の立場で数字を扱うもの。具体的には、企業の業績を外部に報告する財務諸表の作成・分析に関する「財務会計」と、社内で経営管理をする「管理会計」との2つに分かれる。

一方のファイナンスは、企業にお金を出す金融機関や株主の立場で、企業に関する数字を扱うもの。具体的には企業が事業を進めるために、どのようにお金を集め、どう投資をして、どう儲けを株主に還元するかの3つがポイントになる。企業は外部からお金を預かって事業を行うので、お金を出している立場の考え方を理解して経営を行い、企業価値を向上させていくことが求められる。

会計はどちらかというと“過去”の話がベースになるが、ファイナンスは投資家の目線で“将来”を予測する面が強い。

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