──EC関係の宅配業務が急成長しています。2019年3月期、アマゾン向けの売上高は111億円でした。
EC関係の荷物の取り扱いが増えることで、宅配は大きく成長してきている。これからも伸び続けるだろう。急増する荷物をさばくには、今よりもさらに多くのドライバーが必要だ。ただドライバーの確保は難しくなってきているので、早急に生産性の向上に取り組まなければならない。
日本通運や佐川急便、ヤマト運輸などがアマゾンの荷物を引き受けた際に、いずれも同じように現場がパンクした。これはドライバーが集荷を行っていたからにほかならない。集荷作業はドライバーにとって負担が重く、急増するEC関係の荷物を配送する片手間でできるようなものではない。ここにドライバー不足が追い打ちをかけた。ヤマトによる総量規制も、業務負担が重くなってしまい現場が限界をむかえたからだ。
だから、宅配に特化している。ドライバーは集荷する必要がなく、任された荷物を届けるだけでいい。作業が減れば業務負担は軽くなるし配送効率もいい。荷主から集荷を求められたことはない。ニーズに合ったモデルを構築して生産性を高めなければ、人手不足には対処できない。
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