長期計画の学びができるが、子どもの可能性を狭める懸念もある。
大学が設置する付属の中学校・高等学校。いわゆる「付属校」だが、その形態はいろいろある。同じ学校法人内に学校を設置している場合もあれば、名前に「付属」とついていても別法人となっている場合もある。
それ以外に「系属校」という形態もある。これは大学と中高一貫校が協定を結んで、連携関係を持つ学校だ。例えば、早稲田大学の場合、早稲田大学高等学院・中学部が付属校、早稲田中・高や早稲田摂陵中・高が系属校となる。一般には系属校も含めて「付属校」と呼ぶことが多い。
高校から大学に内部進学できる枠(推薦枠)は、一般的には、同一法人内の学校のほうが大きい。高校の成績基準を満たせば100%大学に進学できる学校もある。
一方、系属校になると推薦枠が小さく、限られた人数しか内部進学できない場合がある。中には推薦枠は数人ということもある。
この数年、その付属校の中学受験での人気が続いている。各校とも受験者数を増やしている。最大の理由は、大規模大学をターゲットにした定員の厳格化だ。
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