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STEAM、生きた英語教育、一貫校教育はここまできた 新しい時代に対応した力を養う

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英語教育に力を入れているのは今や当たり前。一歩進んだ教育を実践する学校がある。

時代の変化に対応して理数教育に重点を置いた「STEM(ステム)」「STEAM(スティーム)」教育を掲げる学校や、英語・グローバル教育に力を入れる学校は多い。その中でも取り組みが突出し、最先端の教育を行う学校を取材した。

「21世紀型教育」を掲げ、最先端の教育を実践

前身は戸板中学校・戸板女子高等学校。1993年に三田から用賀に移転した(撮影:梅谷秀司)

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世界標準の教育を実践

今、話題の「STEAM教育」で最先端を走るのが、東京都世田谷区用賀に校舎を構える、三田国際学園中学校・高等学校だ。2015年に戸板中学校と戸板女子高等学校が共学化、校名を変更して再スタートを切った。

STEAM教育とは、「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」の「STEM」の要素に、「Art(芸術)」も含めた5領域を重視した教育のことだ。グローバル人材の育成に有効とされ、米国が国家的に推進してきたが、近年は世界各国の学校で導入が相次いでいる。三田国際はいち早くこれに着目した。

旗振り役を担うのは、前任校の広尾学園を都内屈指のグローバル教育校に育て上げた、大橋清貫学園長だ。「私のライフワークは保護者との対話。前任校から合わせて約2000組に会ってきた。以前は18歳の瞬間最大学力を高めて難関・有名大学に合格するというニーズが高かったが、最近は社会に出てから活躍できる生徒に育ててほしいという要望がある」。

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