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角川ドワンゴ学園が運営新設「N中等部」の独自性 あのN高等学校のメソッドを中学生にも提供

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開校間もないN中等部ではどんな教育が行われているのだろうか。

N中での学びを通して「人の話を聞けるようになる生徒が多い」(中等部事業部の為野圭祐部長代理)という(撮影:梅谷秀司)

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インターネットでも学べる通信制高校として注目を集めた、あの「N高等学校」(N高)が、この4月に中等部を新設した。対象は12〜15歳で、東京の秋葉原か新宿、大阪の江坂、3つのいずれかの校舎に通う。

そのうちの1つ、秋葉原校舎はビルのワンフロアに教室と職員室が隔たりなく配置されていて、和気あいあいとした雰囲気。4限目後の「おわりの会」では自己紹介のスピーチをする生徒に対して活発に質問する生徒もいた。

ただし、この「N中等部」(N中)は、学校教育法第1条に定める中学校ではない。生徒は中学校に在籍したまま通う。7月時点で3拠点に291名が在籍する。

「小学4〜5年生からN高に資料請求をしたり、保護者と一緒に説明会に出席したりする児童もいる。従来の形ではない新たなスクールを求めていることがわかり、中等部の開校に至った」と述べるのは、N高校長でN中スクール・プレジデントの奥平博一氏。通うのは、教師や友人との人間関係に悩んでいたり、学習が遅れている、あるいは進みすぎていて横一列で学ぶのが難しかったりして、中学校生活に違和感のある生徒だ。

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