合格した大学の偏差値を加重平均し、高い順に並べたのが「卒業時偏差値ランキング」だ。
トップは筑波大附駒場で、唯一卒業時偏差値が60を超え61.2だった。最も合格者が多かったのが東大で119人。全国で見ても2位の合格者数だ。
2位は灘で58.5。東大74人、京大48人などの実績で、合格者最多の大学は東大だった。ただ、国公立大医学部(東大理Ⅲも含む)で見ると、90人合格しており、最も多い。医学部志向が強いことがわかる。
3位は開成で、東大合格者数は38年連続日本一の186人だ。合格者が最も多かったのは早稲田大の222人。4位は栄光学園で、合格者最多は早稲田大の91人。5位は聖光学院で、合格者最多は早稲田大の208人だ。首都圏の学校では、早稲田大への合格者が多いところが上位にきている。また、男女別学の学校が上位を占めているのも特徴だ。女子校では桜蔭が7位でトップ。共学校トップは8位の渋谷教育学園幕張だ。
卒業時偏差値の高い学校は、学力伸長度ではマイナスばかりだ。トップの筑波大附駒場では11.8のマイナスだ。これは中学入学時の偏差値が高すぎるのが理由だ。筑波大附駒場の2013年の入学時偏差値は73で、大学で平均偏差値が73以上のところはなく、東大・理Ⅲの78など3大学の医学部で上回っているだけだ。東大のほかの学類でも下回ってしまうのだから、もはや、学力伸長度を上げるのは無理ということがわかる。



[表の見方]
卒業時偏差値が45.0以上で、延べ大学合格者数が卒業生数よりも多い中高一貫校を項目ごとに上位から掲載した。中学入学時偏差値データがないものは掲載していない。
[学力伸長度]
中高6年間でどれだけ学力が向上したかを試算したもので、算出方法は次のとおり。
学力伸長度=「卒業時偏差値(2019年)」-「中学入学時偏差値(2013年)」
中学入学時偏差値は、日能研の偏差値を使用。合格可能性80%を目安としている。日程や方式により複数の偏差値がある場合、最も低い偏差値データを採用した。また、参考値として2019年の中学入学時偏差値も併記した。
[卒業時偏差値]
駿台予備学校2018年度後期目標ライン(駿台全国模試の合格可能性80%のラインを基にした難易度)の全データを大学ごとに平均し各大学の難易度とし、高校別合格者データのある509大学について各校の「卒業時偏差値」を算出した。計算式は以下のとおり。
卒業時偏差値=(A大学合格者数×A大学難易度+B大学合格者数×B大学難易度+…)÷(A大学合格者数+B大学合格者数+…)
[大学合格者数]
高校別大学合格者数は大学通信調べ。私立大と一部の国公立大の合格者数は、各大学発表で内部合格者や推薦などの人数を含んでいないことがある。そのほかは各高校への調査による人数で、未集計や非公表の場合がある(5月末日現在判明分)。
なお、表にある大学合格者数のうち「国公立大医学部医学科」は防衛医科大を除く合格者数。「難関国立大」は北海道大、東北大、東京工業大、一橋大、名古屋大、大阪大、神戸大、九州大の合計。「早慶」は早稲田大、慶応大の合計。「MARCH」は明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大の合計。「関関同立」は関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の合計。
別記事「上位校合格者数」は「東大・京大」「国公立大医学部医学科」「難関国立大」「早慶」「MARCH」「関関同立」の合計で国公立大医学部医学科合格者のうち東大、京大および難関国立大合格者との重複分については除外して計算している。
国は国立、公は公立、無印は私立。「─」は不明。▲はマイナス。
(出所:大学通信)
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