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「偏差値」にだまされない子どもに合った学校の選び方 志望校はどうやって決めればいいか

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学校側は偏差値が高くなるように入試を工夫する。操作された数字に気をつけたい。

世田谷学園の文化祭。こうしたイベントから学校の様子をつかむ

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「偏差値の高い学校が必ずしもいい学校だと思ってはいけない」は、2つの意味で正しい。

1つ目の意味は、一般にいわれるように、偏差値の高い学校がいい学校とは限らない、ましてやわが子に合った学校とは限らないという話。2つ目の意味は、1つの学校を何度も受験できる私立中学の入試においては、偏差値自体がほとんど意味を成さなくなってしまっているということだ。

「偏差値」は操作できる

まず前提として、一般にいわれる「学校の偏差値」は各学校の入試難易度を表しているだけである。なお本稿で「偏差値」とカギカッコ付きで記載する場合、それは受験生の成績を表す純粋な偏差値ではなく、偏差値表上に記載される入試の難易度を意味する。

さて、1つ目の意味についての説明だ。

「偏差値」は、ラーメン屋の行列に例えられる。行列ができるお店を見ると「おいしそう」と想像してしまうが、「そんなに並ばなくても同程度のラーメンをほかで食べることはできないか」を冷静に考える必要がある。

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