【産業天気図・海運業】中国ブームで満船状態。市況高騰の恩恵続く

見渡すかぎり雲1つない「快晴」。定期船部門=コンテナ船は、主力のアジア−北米航路が前年比10%増の荷動き。北米航路以上に好調なのがアジア−欧州航路。中国から拡大EU、ロシアに向け、雑貨・家具・衣料品の輸出が膨張。昨年の数量20%増に続き、今年も20%増と快走中だ。他の不採算路線も黒字化した。
 一方、コンテナ船の新造船が本格的に市場に出てくるのは2006年以降。船腹の逼迫をバックに、北米航路は2年連続の運賃値上げ(年1回の集中交渉)に成功、欧州路線では3カ月ごとに運賃が上がっている。
 不定期船部門の代表格、バラ積み船も中国ブームに沸き返る。とりわけケープ型と呼ばれる巨大な鉄鉱石運搬船の市況は昨年1年で2万ドルから9万ドルに急騰。海運各社のケープ型のコストは、ならせば2万ドル前後。鉄鉱石運搬船は中期契約が中心だから、現下の市況をフルに享受できるわけではないが、7万ドル台の市況が続けば、ケープ型は“宝船”になる。
【梅沢正邦記者】


(株)東洋経済新報社 電子メディア編集部

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