2012年の社長就任以来、経営危機後の敗戦処理を進めてきた津賀一宏社長。業績が回復してきた今、B to Bの車載事業を軸に攻めに転じている。売上高7兆円強、従業員27万人を抱える巨艦をどこに導くのか。
──18年度までの4年間で1兆円の戦略投資を掲げる中、電気自動車(EV)メーカーの米テスラ向けに供給する車載用リチウムイオン電池への投資がとりわけ目立ちます。一社に傾注するリスクはないのでしょうか?
われわれのスタンスは、テスラとともに成長すること。これが基本中の基本になる。テスラの車は造れば必ず売れる。こんな会社はほかにない。テスラの車はブランド力が高く、米国の若い人たちにとって、あこがれの的になっている。パナソニックの社員が舌を巻くほど優秀な社員も多い。
電池を供給する立場として、いちばん確実なお客さんがテスラであり、この事業は電池さえ造れればリスクは少ない。
──ただ、量産型の新車種「モデル3」は生産が遅れています。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら