変革の号砲を鳴らす衝撃的な人事だった。今年4月、元日本マイクロソフト会長の樋口泰行氏がパナソニックの専務役員(6月から専務執行役員)に就任した。津賀一宏社長が自ら「パナは変わらないといけない」と訴え、口説いた人物だ。
樋口氏は5度の転職を経て、25年ぶりに古巣へ復帰。4カンパニーの一つであるコネクティッドソリューションズ(CNS)社の指揮も執る。4月に新設されたCNS社は、グループのB to Bソリューション事業を担う。
25年ぶりの出社だが、初日からすんなり仕事を始められた。同窓会に行って、かつての仲間たちとスッと話ができる感じだ。
津賀社長からは、タブーなしで改革をやってもらっていいと言われている。いろんなことを変えるために社員の納得感を醸成することが必要だが、みんなの気持ちを酌んでいるだけでは何も動かせない。改革のためには、パナソニックという文化との親和性と、戦略をシャープに遂行する欧米流の手法が求められる。自分の中に両方のバックグラウンドがあることを生かしていきたい。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら