中国わがまま消費世代「80后」、物欲まみれのまま、結婚し親になる


さてその80后は今21~30歳。現在、中国の都市部では、沿海部だろうが内陸部だろうが晩婚化(ついでに離婚率アップ)となっているが、それでも結婚適齢期であることには変わりない。筆者が10年近く前に中国で会った当時大学生の知り合いの多くが結婚して家族持ちとなり、子供が誕生している。新世代であるネット世代の若者が子持ちの親となっている。

そのネット世代の新米ママパパは、それ以前のネットを利用しなかった世代と比べて大きく異なっている。

基本的な情報収集は、既存の幼稚園などでのママ友での情報交換に加えて、インターネットでの情報取得が大きなウエートを占めている。10年は無料で見られる子育てマニュアルサイトが新米ママパパの間で人気となったし、インターネットやパソコンに抵抗がないために、ノートパソコンのような形状の子供用学習機に注目が集まった。

ママ友同士の情報交換の中身も以前とは異なっている。
 
 幼稚園とて、近年の経済格差の拡大・富裕層の増加により、平均的な所得相応の幼稚園に加え、日本並みかそれ以上の月謝の幼稚園が続々と誕生している。
 
 そのため、ママ友コミュニティはますます収入別に構成されるようになった。収入が高い家庭向けの幼稚園は、希望者にいろいろな教材をどんどん提供し、下校時間になれば、門外で英会話学校や学習教材の営業員が手ぐすね引いて待ち構えている。


 
 80后の親たちは自分への投資と同様に、(80后の親の一部はその高齢の親の貯金で)子供のお稽古ごとにケチることなく投資する。日本がらみではこどもちゃれんじの中国版「楽智小天地」が、セレブな親の間の口コミで徐々に人気となっている。

まだ入園していないもっと小さな子供を持つ親の間では、ベビー用品やおもちゃの話題がメインだ。特に安全な粉ミルクの入手方法と、乳幼児への教育に対する関心は高い。

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