中国わがまま消費世代「80后」、物欲まみれのまま、結婚し親になる

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山谷剛史  ライター

2010年もいよいよ大詰め。中国ウォッチャーとしてさまざまなニュースを見るにつけ、中国の消費動向、とりわけ1980年代生まれこと「80后(パーリンホウ)」の消費動向のニュースが話題となったように感じた1年だった。

(都市部における)80后の最大の特徴は「インターネット利用世代(文革未体験世代)」であり「一人っ子世代」であるということ。厳密に言えば1975年前後生まれ以降、つまりだいたい35歳以下がそれに当たるが、「70后」だと35歳以上も含まれるので「80后」と表現されやすい。
 
 「世の中カネ」という風潮の真っただ中で育ち、兄弟がないので溺愛され、欲しいモノは基本的に買ってもらう最初の世代である。したがって、80后に続く「90后」も70后以前と比べれば劇的な変化はない。

80后は、インターネットに依存しすぎるあまり、それ以前の世代と比べて「正月は帰省する」「客間に大きなテレビとソファを置いて応接する」といった、伝統的習慣を軽視する傾向がある。

「帰省をせずにネットカフェや自宅でゲーム三昧」だったり「テレビは不要。家にはパソコンがあればいい」だったり、といったことが中国各地のニュースで伝えられている。

■インターネットの利用で家族とのコミュニケーション時間が減少している人が増加

子供が独立し高齢者夫婦だけで生活する世帯を中国語で「空巣老人」と呼ぶが、10年は空巣老人対策のニュースが数多く報じられた。両親が「空巣老人」となってもなお、すねかじりをしようとする80后は少なくない。

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