一方で、TIMESのような事業者の手を借りない月極駐車場は、土地所有者が自らのリスクのもと価格設定をする。ゆえにTIMESに貸すように定額収入を得るのではなく、あくまで成果報酬となり月の売り上げは変動する。
「『あきっぱ!』は大手事業者のように駐車場を借り上げるのではなく、土地所有者とレベニューシェアする成果報酬型をとっています。初期費用がかからないので、大手より低価格でご提供しやすい。『あきっぱ!』経由で、駐車場が1台埋まれば30%がマージンです」
現在、「あきっぱ!」はギャラクシーエージェンシーの本社がある大阪と支社がある東京を中心にカバーしている。
アプリダウンロード数:約10万弱(2014年7月から提供)
月間成約数:1万件以上
成約単価:1100円
推定月商:約1100万円
TIMESの渋谷宇田川町付近の料金は全日3000円だったが、「あきっぱ!」では1400円となっている(渋谷宇田川ワールド駐車場)。また、六本木では60分3000円の駐車場の近くに、「あきっぱ!」は全日1800円の駐車場を提供している。
TVCMも視野に、2015年に月間10万件を目指す
明らかに価格優位性があり、認知が上がれば利用拡大が急速に見込まれる。2014年4月から始めた事業であり、取材時点では開始からまだ7カ月。短期間で順調に拡大しているといえるだろう。
「マーケティングはまだほとんどしていません。利用者のほとんどは口コミ経由のようです。最近、ラジオCMやリスティング広告の出稿を始めた程度です。今後は大きく資金調達してテレビCMの出稿も考えていきたい。2015年中には月次成約数10万台を目指します」
営業会社らしく、社員全員が営業でき、取材時も渋谷支社であるマンションオフィスでテレアポしまくる様子が垣間見ることができた。大手と提携が決まれば一気に2000台の駐車場が確保できることもあり、営業力を活かしてひたすら駐車場確保を急ぐ。
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