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舞台は日本を超え、目標は海外の一流大学 世界を目指す中高一貫校

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日本の大学だけが大学じゃない──。日本の高校を出て海外の大学に飛び出す若者がいる。海外大学の受験資格「国際バカロレア」(記事下囲み記事参照)のコースを設置する高校も出てきている。大学進学の新たな動きを紹介する。

加藤学園暁秀

「好きな化学を英語で勉強したい。第1志望は、子どもの時に住んでいたイリノイ州の大学です」。加藤学園暁秀高等学校(静岡県沼津市)の3年生、佐藤彩香さんは米国の大学を志望している。

クラスメートの藤田信悟さんは、「英語で日本史を勉強して、多様な視点が身に付いた。海外の大学か日本の大学かは決めていないけど、政治学を学びたい」と話す。一方、同じクラスの山品せしりあさんは、国内の大学が第1志望。父親が米国人ということもあって、3人の中でいちばん英語に堪能だ。

バイリンガル部の高校3年生。左から、佐藤彩香さん、藤田信悟さん、山品せしりあさん(撮影:尾形文繁)

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2000年、日本の高校として初めて国際バカロレア機構に加盟した加藤学園暁秀高等学校。02年に海外大学の受験資格「ディプロマ」の認可校となった。3人はディプロマ取得のための「バイリンガル部(コース)」に通っている。

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