アマゾンは、なぜ出版社を「格付け」するのか チャン社長「ぜひともビジョンを共有したい」
山田:アマゾンは2014年も、新しい取り組みをたくさんやりました。中でも出品者がアマゾンのインフラを使うマーケットプレイスの強化が重要だったと思います。
チャン:当社は地球上でもっとも多くの品ぞろえ、地球上でもっとも顧客中心の会社であることを目指しています。品ぞろえ強化ということではマーケットプレイスは重要です。探している商品に出会える可能性が、より高まります。出品者に融資を行う「アマゾンレンディング」のねらいも、品ぞろえの強化にあります。融資をすることで、出品者は在庫レベルを高めることができるので、在庫切れを防ぐことができるわけです。
私たちは出品者のみなさんに成功してほしいと思っています。成功することで低価格、品ぞろえ、利便性の向上につながるからです。アマゾンが出品者のイーコマース管理を代わりにやることで、出品者はマーチャンダイジングに特化できるようになります。
ヤフー「0円」の影響は?
山田:ヤフーが出店料を無料としたことの影響はありましたか。
チャン:イーコマースは急成長をしており、多くのビジネスチャンスがあります。そして各社が異なったアプローチでこの市場を見ています。アマゾンとしてのアプローチは、重点的に投資をしている分野がロジスティックス、マーチャンダイジングのプラットフォームです。
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