[ポイント1]
株式や為替など相場を考える場合は、ほかの市場参加者が注目する米国の雇用統計、日米のGDP速報や消費者物価を押さえたい。
[ポイント2]
景気を考える場合は、内閣府「月例経済報告」の「主要経済指標」が効率的。消費総合指数、輸出入数量指数、業況判断DIなどだ。
[ポイント3]
「主要経済指標」の最後の景気動向指数も便利。海外では米国、欧州を押さえよう。中国は統計より専門家のリポートがおすすめ。
ビジネスパーソンが経済指標を見る目的は、二つに大別できるのではないだろうか。株価や為替レート(以下、市場と呼ぶ)を考える材料として、または景気そのものを考える材料として。実は前者と後者で、見るべき経済指標が異なる。
市場を見る場合には、市場参加者が注目している指標を見極め、機敏に行動したい。「ほかの市場参加者が何を見てどう判断するか」を考える必要があるわけだ。景気を見るうえではそれほど重要でなくても、皆が注目しているという理由から重要な指標となる。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら