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そこが知りたい、終末期医療7つの素朴な疑問 いつから終末期? 延命治療やめたら殺人罪?

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中心静脈栄養って痛い?リビングウィルとは何か?知っておきたい基礎知識。

誰もが必ず迎える、人生の最終段階。だが、「終末期」や「延命治療」という言葉は、意味があいまいなままで用いられることも多い。治療方針の選択やリビングウィルについては、普段から考えることが少なく、いざというときの判断が難しいこともある。

納得のいく最期を迎えるためにぜひ知っておきたい、7つの基本的なポイントを見ていこう。

Q1. いつからが“終末期”?

突然の事故で生命が脅かされる事態に陥った、慢性の病気が長期間にわたり徐々に悪化し、治る見込みのない状態になったなど、終末期にもいろいろな状況がある。

日本病院協会の定義によれば、一般的に「終末期」とは、①医師が客観的な情報を基に、治療により病気の回復が期待できないと判断すること、②患者が意識や判断力を失った場合を除き、患者・家族・医師・看護師等の関係者が終末期であることに納得すること、③患者・家族・医師・看護師等の関係者が死を予測し対応を考えること、の三つの条件を満たす場合とされる。つまり、現在の医療では回復が見込めない状態を指す。

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