素直な人は成長する
逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚(うぬ ぼれ)を生む。(中略)素直さは人を正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。
『道をひらく』
あいさつ・礼儀は潤滑油
私は、礼儀作法というものは、決して堅苦しいものでも、単なる形式でもないと思います。それはいわば、社会生活における“潤滑油”のようなものといえるのではないでしょうか。(中略)いろいろな面で異なる人々が相寄って仕事をしていくのが職場です。したがって、そこにはやはりお互いのあいだを滑らかに支障なく動かすための潤滑油がいるわけです。
『社員心得帖』
できない理屈を探さない
自動車王といわれたヘンリー・フォードの言葉に、「いい技術者ほど、できないという理論を知っている」というのがあります。(中略)私は、このフォードの言葉について、これはこれで一つの真理をついていると思います。(中略)知識があると、そのことによって“これはむずかしい。ちょっとできそうもない”と最初から考えてしまうことがよくあるのです。
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