累計発行部数の順に並べたロングセラーの数々。100冊近い著書から、自分の気に入った1冊を見つけてみよう。
下は、松下幸之助の著書を累計発行部数順に並べたものだ。
1位の『道をひらく』(520万部)は幸之助の人生哲学が凝縮された代表作だが、ほかにも50万部以上が6冊ある。上位20位の本を合算しただけで、1300万部を超える。ビジネス界でこれほどまで著書が日本人に読まれた人物はほかにいない。
2位『指導者の条件』は、よいリーダーになるうえで欠かせない振る舞い方、考え方を論じている。リーダー論は現在もビジネス書では人気の分野だが、これはそうしたものの元祖といえる。
3位から9位には『心得帖』シリーズが並ぶ。新入社員、経営幹部層など、『道をひらく』よりもターゲットを絞り、かつ具体的な事例を盛り込みつつ、自身の考えを語っている。社内研修の教材として『心得帖』シリーズを使う会社も多く、『実践経営哲学』はパナソニックの研修でも使われているようだ。
4位『素直な心になるために』は、幸之助思想の核心である「素直な心」を持つことの効用や、そうした心を養うために必要なことをまとめた本だ。
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